「可哀想な世代って決めつけないで!」という声に拍手
※本記事のアイキャッチ画像は生成AIで作成しています
ヤフーニュースで「氷河期世代84人の人生グラフ 見えてきたのは?「有名フェス仕掛け人」「16年ぶりの正社員」それ、Nスタが調べてきました!」を見た。「読んだ」ではなくて「見た」と書いたのは、この記事、Nスタの動画に誘導する記事で本文はほとんどないため。動画の尺は約20分で、このタイパの時代にちょっとびっくりの長さだ。
番組は、上野や新橋で中高年に声をかけ、人生の「アゲ・サゲ」をグラフ化してもらうというところからスタート。そんなこんなで84人分の人生グラフを集めるのだが、一口に氷河期世代といっても年齢も生きてきた環境もバラバラなので、そう共通項があるわけではない。
正社員で年収2000万円近くある人や、就職活動はうまくいかなかったけど親の遺産を投資したら大儲けという人、社会的地位がずっと上がらない人、16年ぶりに正社員になれた人(ちなみに42歳)など、当たり前だがみんなが同じような道を歩んだわけではない。就活で苦労した人もいれば、すんなり就職できた人もいる。
番組ではさらに、氷河期世代の飲み会や婚活パーティーも取材。ところどころで正社員と非正規との給与比較や、結婚率のデータなどが交じる。まあ、これはよくあるパターンだね。
でもこの企画が面白かったのは、「氷河期世代だからといって不遇な世代だと思わないでほしい」「画一的に扱わないでほしい」という当事者の本音もしっかり放送したこと。
ラストに登場した男性がまた象徴的な方だった。教員免許を持ちながら教員になれず、派遣社員として35社以上勤務し、現在家賃5万2000円のワンルームマンションに住んでいるという。決して裕福な生活をしているわけではない。
しかしこの方は派遣で働きながら膨大な書籍を読んで学び続けてきた。将来は「自分自身が学びを求めている若い世代に対して自分の経験を次世代につなげていきたい」と考えて「寺子屋構想」という夢を持ち、自身の経験を文章に描き起こしているそうだ。
その人が語ったのもまた「不遇な世代とレッテルを貼らないで欲しい」ということだった。
……そうなんです!
【悲報】ブログ名が、思いっきりレッテル貼りだった件
さて、ここでブーメランが飛んできた。
「一様に決めつけるな!」と鼻息荒く語っている私ですが、ふと自分のブログのURLやドメインを見返すと。
……「dankaijr(団塊ジュニア)」って名乗ってるやん。
どの口が「レッテルを貼るな」と言ったのか。自分で自分に特大のラベルをベタベタに貼り付けていた。前言撤回、いや、セルフビンタものだ。
初投稿の時は上手く書けなかったが、私の根底にあるのは「時代ガチャには外れたかもしれない。でも、人生の当たり外れは、まだ決まってない」という謎のポジティブさだ。
番組の最後に登場した男性は「自分で選んできた道だから、人生グラフはずっと右肩上がり」と言い切っていた。それがたとえテレビ的な演出だったとしても、その「自分で選んできたというプライド」にはしびれた。
生きていれば「あの時、あっちの道を選んでいれば……」なんて後悔は、スーパーの特売品くらいどこにでも転がっている。でもそれを「時代のせい」で終わらせず、「じゃあ明日はビーフカレーじゃなくてチキンカレーね!」くらいの軽やかさで、自分の行動を変えていく。そんなきっかけを、このブログで作りたいと思った。
「そのきっかけ作り、誰のため?」と聞かれれば、9割は「そうは言ってもなかなか踏み出せない自分を鼓舞するため」なのだが、残りの1割くらいが、同世代の皆さんの心に、小さじ一杯程度の共感として届けばうれしいと思っている。
病気や不幸で「選べる状況じゃなかった」という時期もあるだろう。でも、人生は意外と長いロスタイムがある。
これから選べる・飛躍するチャンスは、きっと来る。たぶん来る。というか、来てくれないと困る。まだ折り返してないんだから。

